ポタケのソルゴーに見慣れないテントウムシがやって来た。
このテントウムシ、マクロレンズで覗いてみると体表に白い毛がたくさん生えてる。
見つけたときは、大きさが同じくらいのヒメカメノコテントウと思ったが模様が違っている。また、カラスウリなどウリ科の葉を食べるというトホシテントウかとも思ったが、アブラムシを食べているので、違う種類のようだ。それに、頭が黒いものもいる。
そこで、図鑑で調べてみると、モンクチビルテントウらしいということが判明した。
図鑑には、モンクチビルテントウは雌の頭が黒いと書いてある。交尾しているテントウを観察してみると、下になっている雌の頭が黒いので、ほぼ間違いないだろう。
モンクチビルテントウは外来種。1998年に沖縄で確認されてから急速に生息域を拡大しているそうだ。
すぐ近くには、この幼虫と思われるものもたくさんいた。アリがアブラムシの甘露を舐めに来ているが、幼虫はアリに攻撃されることもなく、一心にアブラムシを補食しているのが、ちょっと奇妙だ。
カイガラムシの一種にも似たような形をしているものがいて、その甘露をアリが舐めるということだが、アブラムシを食べているところを見るとカイガラムシではなさそうだ。台風が去ったら、もういちどその後の様子を確かめてみようと思う。
ちなみに、ソルゴーに着いているのはヒエノアブラムシ。緑肥としてソルゴーを栽培する場合はソルゴーの害虫になる。また、サトウキビなどの害虫にもなっているようだ。ポタケでは、バンカープランツとしてソルゴーを栽培しているので、アブラムシの発生に効果を期待している。
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