ミニトマトに穴があいていた。
ミニトマトを観察していたら、何個か実に穴があいていた。
さらに確認すると,茎にも穴が。
そして,犯人(人ではないが)発見。
まさに,茎に頭を突っ込んで食事中のイモムシを見つけた。
タバコガの仲間の幼虫だ。
タバコガにはオオタバコガとタバコガがあるが、関西地方ではオオタバコガが猛威を振るっているそうだ。
この幼虫がどちらかは、まだ確認していない。
タバコガ類の幼虫被害はトマトだけでなく,草花にも及ぶ。
成虫は芽や葉、実に1個ずつ卵を産みつける。
ピーマンなどのトウガラシ類やトマトでは、孵化した幼虫が果実内に入り込み食害する。
だから,気がつかないで出荷してしまいクレーム問題にもなる。
捉えた幼虫を地面に落としたところ、トマトの畝の近くに数年来住み着いているアリの群れが集まってきて、巣穴に運んでいった。アリたちは、人が落としたとも知らず、天からの恵みと喜んでいるかも知れない。
園芸農家では,夜間に黄色い明かりを点灯させて防いだり(ヤガの類は黄色い光を嫌うそうだ),農薬を使ったりする。しかし、家庭菜園で防除するには,捕殺するか、防虫ネットで囲うくらいしか方法がない。
※写真をクリックすると大きな画像が見られます。ただし、虫嫌いの人はクリックしない方がいいと思います。