満開になった食用菜花にいろいろな虫が集まってきた。
やっとポタケにも本格的な春がやってきたようだ。生き物の種類や数が増えると、だんだんと畑の中に自然に近い生態系ができあがっていくように感ずる。
菜花の中にはクモがいた。水平に網を張っているのはアシナガグモの仲間か。ポタケの周りは水田なのでアシナガグモがたくさんいる。アシナガグモによるイネの害虫駆除効果はかなり高いという。花陰にはハナグモ(♀)が、じっと獲物を待っている。背側に赤い模様があるのでこのクモの種類は同定しやすい、♀♂も模様でわかる。
春を謳歌?しているナガメも見つけた。ナガメはアブラナ科野菜の害虫だが、ポタケでは甚大な被害を及ぼしたことはないので捕殺もせずにそのまま放置している。触ると、カメムシ類特有の嫌な臭いを発する。
カメムシ臭といえば、最近人気上昇中のパクチー(香菜:シャンツァイ)はカメムシ臭がする。カメムシ臭を知っている私には、食べるのにちょっと抵抗がある野菜だ。ちなみに蟻はこのカメムシ臭が苦手らしい。臭いで天敵の蟻から身を守っているという。
アシナガグモ?
ハナグモの頭部アップ
ナガメ(菜亀)
ホソヒラタアブの飛翔