帯化(たいか:Fasciation)したセイヨウタンポポの花を見つけた。
帯化は石化(せっか)などともいわれる奇形。キク科、アブラナ科、ナデシコ科の植物で多く発生する。
このタンポポ(キク科)では花茎が帯化しているが、綿毛がついている頭花の部分も肥大しているようだ。
園芸植物としては、茎が帯化した石化ヤナギや石化エニシダが生け花の花材によく使われる。花壇に植えたり、切り花として用いる草花のケイトウ(鶏頭)も帯化したもの。
帯化の原因は、突然変異や遺伝的な原因、物理的な原因(踏まれるなど)、最近の感染や昆虫、ダニなどによる傷害によってもおこるという。
いったい、このタンポポは何が原因で帯化したのだろう。