3月に衣装箱にまいたローゼルの本葉が少し見えてきた。もう少し大きくなったらポットに植え替え、引き続き育苗する予定だ。
ローゼルは、ハイビスカスの仲間。晩秋にクリーム色やピンクの花を咲かせる。
ハーブティーとして売られているハイビスカスティーは、実のまわりの肥厚した萼と苞を乾燥させたもの。ティーのほかに酒に漬けたり、パウダーにして着色に用いたりする。生のものはジャムやゼリーなどにもできる。
ローゼルは暑さには強いが寒さに弱い。種まきから開花まで6ヶ月くらいかかり、実が肥大するためには12度前後の気温が必要。
露地栽培での開花期は11月頃からだから、種まきが遅れると花が咲く前に寒さで枯れてしまう。だから、逆算すると4〜5月頃には種をまかないといけないことになるが、発芽適温は25℃くらいだから保温が必要。
そこで、育苗に自信がなかったら、6月頃に園芸店に出まわる苗を購入して植えつけた方が良い。また、11月頃に霜が降りてしまう地方などでは、ポットやプランターに植えて、気温が下がってきたら軒下などの日だまりに移動するようにする。