近くの公園でヨコヅナサシガメを見つけた。
ホオズキカメムシなど野菜の草食系害虫と違い、ヨコヅナサシガメは肉食系。サシガメ(刺しガメ)という仲間に分類される。アメリカシロヒトリやアオイラガなどの毛虫類や昆虫などに口吻を刺して体液を吸う。一説によると、このサシガメ、かなり害虫駆除に貢献しているという。だが、うっかり触ると刺されるので注意。かなりの激痛らしい。
元々はインド、東南アジア、中国あたりに生息していたものが、昭和の初期に渡来したという。関東、長野以西に生息する。
この個体は幼虫。食餌のため単体で行動していたのだろうか。アキニレの幹にいたものだが、ケヤキやサクラ、ヤナギ、クワ、エノキなどの木の凹みで集団越冬する。
ところで、ヨコヅナサシガメの名前の由来だが、大きいから横綱ではなく、翅からはみ出した腹部の模様が横綱に似ているからとか。
あいにくカメラを持ちあわせていなかったので、iphoneで撮影した。