吸虫管を作ってみた。
吸虫管とは、小さな虫を捕まえる器具のこと。虫屋さん(昆虫を趣味とする人)が小さな虫を採集するときに使う。
完成品を買おうとして調べたが意外に値段が高い。そこで手作りすることにした。
・ 準備するもの
管ビン、ゴム栓、シリコンチューブ、ガラス管、ヤスリ、ハサミ。
・ 作り方
1 ゴム栓に2つ穴を空ける(今回は穴あきゴム栓を購入)。
2 ガラス管を適当な長さに切る(ヤスリで傷を付け、引っ張るようにすると簡単に 折れる)。切り口をヤスリでこすって角をとっておくとよい。
3 吸った虫が口に入るのを防ぐために、吸う側のガラス管の先にガーゼを取り付 ける。
4 2本のガラス管をゴム栓の穴にさす。
5 それぞれのガラス管に適当な長さに切ったシリコンチューブを取り付ける。 6 吸い口と虫を吸う側に短いガラス管を取り付ける。
7 最後に、管ビンに栓をさしこむ。
※ピンクのシリコンチューブを使ったのは、たまたまこのチューブしか売ってなかったため。ゴム栓はコルクやシリコン製でもよい。チューブや栓にガラス管を差しこむときはつばで濡らすと簡単にささる。しばらく置くと密着して抜けにくくなる。
私の本来の目的は、メロンの花についたスリップスを退治するため。吸虫管で吸い取ってしまおうと思ったのだが、完成前に他の方法で退治してしまった。だから、できあがったものの、吸虫管はまだ使用していない。こんど、アブラムシでも吸い取ってみようかと企んでいる(笑)
なお、ヤスリやシリコンチューブはホームセンターでも買えるが、ガラス管や栓は売っていなかったのでネットで購入した。そのため、完成品を買うより高くついたかも知れない。しかし、製作する楽しさは味わえた。
※1枚目:管ビンとガラス管。
2枚目:ヤスリ。
3枚目:完成品。
4枚目:吸い口側の管にガーゼを被せたところ。
5枚目:穴あきシリコン栓。