一部のサイトでは、「ニンニクの花」が掲載されているが……。
この、濃い水色のニンニクの花は、いわゆるニンニクではなくリーキ(西洋ネギ)の仲間だ。この「ニンニク」は花壇に植えたり、切り花にするアリウムとも親戚関係。球が大きく、ニンニクのように小さく分かれていないのが特徴。ジャンボニンニクや無臭ニンニクは、この部類に入る。
これに対し、球が鱗片状に分かれているホワイト六片や島ニンニクなどが本来のニンニクだ。ただし、例外として、中国で栽培されている一片種という、ニンニクは球が鱗片になっていない。
ところで、「一片種は花が咲く」という情報を得て何度か栽培をしてみた。しかし、寒さに弱く冬の間に枯れてしまうため、いまだに花を咲かせることが出来ない。
ニンニクは、トウを摘まないと球が大きくならない。かといって、あまり早く摘みとってしまうと球の肥大が悪くなるようだ。実験はしていないが、トウが生長することによって球が肥大するらしい。
コメント
教えていただきたいことがあります。
ジャンボニンニクの花はサマードラマーと呼ばれているのでしょうか?
サマードラマーと呼ばれている花の球根はジャンボニンニクなのでしょうか?
花仲間の中で結論が出ません。
ジャンボニンニクと言われていただいた球根を植えて、花が咲いたところ、全くサマードラマーと同じに見えてからずっと結論が出ません。
清水 厚子 様
ご訪問有り難うございます。
ここしばらく,開店休業状態でしたので,質問に気付くのが遅れました。
ジャンボニンニクもサマードラマーも同じアリウム(ネギ属)の仲間ですが,種類が違います。
ジャンボニンニクと呼ばれているものは草丈が低いのですが、サマードラマーはかなり高くなるようです。なんでも、2006年にオランダで改良された品種とか。
私はサマージャンボの現物を見たことがないのですが、花が咲く頃には葉が枯れると書いてあるものがあります。ジャンボニンニクと呼ばれている種類は花が咲く時期にも葉が残っています。
以前からよく栽培されているアリウムの仲間に、アリウムギガンチウムがあります。この花と比べても,草丈がずっと高いです。花の色も異なっているようですね。
ちなみに、学名は
Allium ampeloprasum var.ampeloprasum ジャンボニンニク
Allium summer Drummer サマードラマー(と書いてあるサイトもありますが、手元に学問的な資料がないので正しいかどうかは不明です。品種改良されたものならば、○○のあとにvar.が着くと思うのですが)
Allium giganteum ギガンチウム
Allium sativum ニンニク
以上です。サマードラマーは手に入りにくいらしいですね。
また、よろしくお願いします。