コマツナの葉にナモグリバエの食害痕を見つけた。
幼虫が葉に潜り込んで筋状に葉肉を食害する害虫を、一般に「エカキムシ」といわれるる。くねくねした食害痕が、絵を描いたように見えることからこのように呼ばれている。
エカキムシには、エンドウなどの葉を食害するマメハモグリバエ、キャベツやシュンギクななど多くの野菜の葉を食害するナモグリバエがある。これらはハエの仲間だ。
いっぽう、ネギの葉を食害するネギコガの幼虫は蛾のなかまだが、やはりエカキムシと呼ばれる。また、カキの葉を食害するカキホソガの幼虫や柑橘類の葉を食害するミカンハモグリガの幼虫も蛾の仲間だが、やはりエカキムシと呼ばれる。
幼虫の発生が少ないときは指で潰してしまえばいいが、大量に発生した時には農薬を散布するか、摘葉して処分する。