オオムギの穂が出揃った。
このオオムギは昨秋バンカープランツとしてまいたもの。
ムギにやって来るアブラムシの天敵が集まってきて、畑で栽培している野菜の害虫を退治してくれるのが目的だ。
見ると、葉や穂にアブラムシがついている。イネ科につくアブラムシは、ムギクビレアブラムシとヒエノアブラムシなどがあるが、そのどちらかだろう。
そのうち、このアブラムシの天敵であるテントウムシやアブラバチ、クサカゲロウなどがやって来る。さらに、狩りバチ、カマキリ、トンボ、アマガエルなども増えてくる。
ポタケでは農薬を使っていないが、防虫ネットなどの使用と、これらの小動物のお陰で害虫の被害は殆どない。
生態系のバランスが自然に近くなっているからだろう。
※注意
なお、バンカープランツは畑につくる野菜の種類に気をつけなければならない。やって来るアブラムシが野菜につくアブラムシの種類と共通のものがあるからだ。例えば、これらのアブラムシはトウモロコシやショウガと共通だから、その意味では害虫を呼び寄せることになってしまう。
コメント
麦わらを利用するのに大麦はいいですね。こんど試してみます。
最近ライムギを播いて、雑草退治とセンチュウ退治を試しています。
ぎゅうちゃん さま
ライムギもまくことが多いですが、コムギやオオムギの方がアブラムシがたくさん集まるようです。
目的によって、まく種類を変えるといいですね。