3月21日にまいた根深ネギが発芽した。
春まきのネギは、3月上旬~4月上旬にまき、6月上旬〜7月上旬定植、12月~3月上旬収穫が標準的作型。
この作型は、ネギの生育適温(15~20℃)で育苗、夏を越して、秋の適温のもとで生育させるので、ネギにはいちばん適した栽培だ。
ネギの種は嫌光性種子だから覆土が薄すぎると発芽が悪くなる。また、発芽まで日数がかかるため、土が乾きすぎないように注意する。ポタケでは、覆土したあとよく鎮圧し、農家から戴いたもみ殻をかけて、さらに不織布をかけておいた。
このネギの品種は越谷一本太(サカタのタネ)。最近のネギは肉質のかたいものが多いが、越谷一本太は、肉質は軟らかいが、葉梢がしっかりとしまっていて美味しいネギだ。最近は、農家の栽培が減っているために市場での流通も少なく、一部では「料亭の味」などと言われているとか。