加工用トマト品種「しゅほう」栽培

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 加工用トマトの実が大きくなってきた。
 このトマトは、「しゅほう」という地這い栽培用の芯止まり品種。

 園芸店などでも苗は売っていないので、自分で育苗した。
 3年前に栽培したときには、秋の長雨時に地面に着いていた果実が裂果してしまった経験がある。そこで、今年は果実が地面に着かないようにフラワーネットを張ってみた。
 また、雨にあたらないように大きめのトンネルを掛けてある。

 果実が白っぽくなってきた(白熟期)ので間もなく色づく筈だ。

 この場所は前作のカボチャにネコブセンチュウが発生したので、石灰窒素を散布して耕耘した。畝は高畝にし、苗を植えつける前にアンデスの原産地を再現するべく固く踏みしめてみた。苗が小さな時は防虫ネットのトンネル掛けをしてあったが、その後はネットを外し、無肥料、無消毒で栽培している。それでも、近くに高糖度ソルゴーをまいてあるせいか、いまのところ害虫の発生はない。また、トンネルの雨除け効果か、病気も出ていない。

 ポリマルチをしてあるので除草は畝の周りだけだし、芯止まり品種なので側枝をとる必要もない。いまはただ見守って、収穫を待つのみだ。これは、手抜き農法に打って付けの品種だ。

kako tomato2

 木の桟はフラワーネットの支え。

kako tomato1

 白熟期になった果実

コメント

  1. 加工用トマトってこんなふうに栽培するんですね、わからないことばかりです。
    石灰窒素はネコブセンチュウに効き目があるんですね。うちのそば畑に撒いています、農家に教えてもらって。効果のほどはよくわかりません。
    「固く踏みしめてみた」・・そんなにいじめてもかまわないんですね。
    「高糖度ソルゴー」・・・メートルソルゴーという品種を今週蒔くつもりですが、同じく防虫効果ありますか。

  2. ポタ より:

    ぎゅうちゃん さま

    長野県の安曇野に行くと加工用トマトの畑がたくさんあります。
    雨が少ないのか、地這いで普通に作っています。
    私の作り方では手間と資材費がかかってしまい、マイナスですね。

    固く踏みしめましたが、よく生育しています。
    スコップでたたいてかためている人もいるそうですよ。

    ソルゴーなら効果はあると思いますが、高糖度ソルゴーは今まで作ったソルゴーよりアブラムシがたくさん着きますね。やはり美味しいのでしょう。